コーヒーの産地(国)別に特徴と味の違いを分かりやすく解説

コーヒーの産地(国)別に特徴と味の違いを分かりやすく解説

ブラジル・コロンビア・メキシコなど、有名なところをあげるだけでもコーヒー豆の産地にはたくさんの国があります。

なんとなく、「○○産のコーヒーは高級」、「○○産のコーヒーは濃厚な味がしそう」といったイメージはあるかと思いますが、どこの国で栽培されたものがどのような味をしているかまでを知っている方は多くはないでしょう。

日本にいながら世界中のコーヒーを楽しめる便利な世の中ですので、コーヒー豆の産地による特徴や味の違いを知っておくと、これからコーヒーを選ぶ時の楽しみが増えてくるのではないでしょうか?

コーヒーの味を決める上で、豆選び7割・焙煎2割と言われる程、コーヒー豆選びが重要になって来ます。

そこで今回は、コーヒー豆の産地ごとの特徴と味の違いの基本をご紹介していきたいと思います。

コーヒーの産地に関する基礎知識

コーヒー豆を栽培するのに適した地域『コーヒーベルト』

コーヒーの産地(国)別に特徴と味の違いを分かりやすく解説

出典: nikkei4946.com

『コーヒーベルト』という言葉を、コーヒーが好きな方であれば一度は聞いたことがあるでしょう。コーヒー豆は栽培条件が難しいため、世界的にも一部の地域『コーヒーベルト』での栽培が適しています。

赤道を中心に北緯・南緯25度に挟まれた熱帯地域の事で、その中でも育成に適しているのは

  • 高地
  • 水はけが良い
  • 日照が適度
  • 雨季と乾季がある

上記の条件にあった地域で、世界中を見ても限られた場所でしか栽培できないことが分かりますね。

特にブラジルは世界ナンバー1のコーヒー大国として知られており、続いてベトナム・コロンビアですが、この3国で日本に輸入されるコーヒー豆の約7割を占めているようです。

参考までに、2017年の統計によると1位ブラジル・2位ベトナム・3位コロンビア・4位インドネシア・5位ホンジュラスという順位になります。

世界のコーヒー豆生産量 国別ランキング2017

資料: GLOBAL NOTE 出典: 国連 GLOBAL NOTE 世界のコーヒー豆生産量 国別ランキング2017

産地はたくさんあってもコーヒーの品種は3種類

産地はたくさんあってもコーヒーの品種は3種類

コーヒーベルトの中でも産地(国)によってコーヒーの味や香りは様々違いますが、実は世界で流通しているコーヒー豆の品種は大きく分けて3種類になります。

(そこから、産地や栽培地域などにより「ブラジル」・「モカ」・「ブルーマウンテン」といった銘柄に分かれています。)

ここでは、主な3つの品種について補足しておきたいと思います。

①アラビカ種

実に世界に流通しているコーヒーの7割を占めるのが、このアラビカ種です。

さらにアラビカ種の中でも、ティピカ種とブルボン種という2種類が味が良く「アラビカ2大品種」と言われています。

アラビカティピカ種

アラビカ種の中でも原種に近く、主な銘柄に「マンデリン」・「ブルーマウンテン」・「コナ」などがあり、有名なブランドコーヒーを多数輩出しています。

収穫量が低いのが難点ですが、強い香りと上質な酸味・甘味を持っており、高級品種も多いのが特徴ですね。

アラビカブルボン種

ブルボン島で生まれた突然変異種で、甘みが強く、濃厚なコクとまろやかな口当たりが特徴です。

良質な品種ですが、収穫量が安定せず害虫病や寒さに弱い為、品種改良が進みました。

②カネフォラ種(ロブスタ種とも言われる)

残りの3割を占めるのが、ブラジルに次いでコーヒーの生産第2位になったベトナムで主に栽培されているカネフォラ種(ロブスタ種)です。

アラビカ種に比べると風味が劣りますが、低地でも栽培可能・害虫病に強い事などから大量栽培に適した品種となっています。

苦味や渋味が強いので、主に缶コーヒーやインスタントコーヒーなどの安価な商品に用いられる事が多いです。

③リベリカ種

世界のコーヒー流通量の1%にも満たない上に、ヨーロッパでの消費がメインの為、日本で見ることはほぼありません

アフリカのリベリア共和国が原産地で、ベトナムやフィリピンでも栽培されています。

低地での栽培が可能で害虫病にも強いのですが、果実の成熟までに時間がかかる事や、他の品種に比べて木が高くなるので収穫が大変な事などから流通がごくわずかな品種です。

コーヒー豆の産地ごとによる特徴と味の違い

それでは、中南米・アフリカ・アジアの順に主な産地ごとの豆の特徴と味の違いなどを見ていきましょう。

実際に飲んでみて味の違いを実感する事が一番ですので、こちらの解説を参考に自分好みのコーヒー豆を購入する目安になれば幸いです。

最初は「酸味が強めが好きだからグアテマラ産」、「甘めが好きだからホンジュラス産」といった選び方から入ると、コーヒー豆の産地選びも楽しみの1つになりますよ。

中南米地域のコーヒー豆

ブラジル豆はバランスの良さが特徴

ブラジル国旗

ブラジル産地のコーヒー豆は、苦味と酸味のバランスが最も取れています。

柔らかくコクのあるスッキリとした後味は、クセが少なくあっさり飲めます。

ブレンドのベースになることが多く、初心者の方からコーヒー通の方まで、どんな方にもオススメできる万能派ですね。

 

コロンビア豆はフルーティーさが特徴

コロンビア国旗

ブラジル豆同様に、コロンビア産のコーヒー豆も苦味と酸味のバランスが良く、クセが少なく落ち着いた上品さを感じます。

厳選された高級豆のフルーティーで芳醇な香りと味わいを楽しめます。

アメリカンコーヒーが最もおいしく飲め、有名な銘柄はエメラルドマウンテンですね。

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ホンジュラス豆は甘みが特徴

ホンジュラス国旗ホンジュラス産地のコーヒー豆の特徴は、甘みが強くすっきりとした味わいです。

酸味は少なく、苦味は中程度に位置し、香りは煎り具合によって変化が楽しめます。

浅煎りではフルーティーな香り、深煎りでは力強い香りに変わります。

 

グアテマラ豆は酸味が特徴

グアテマラ国旗グアテマラ産のコーヒー豆は、フルーツを連想させる上品な酸味と、花のような香りが特徴です。

苦味は少なく、抑えめのコクと華やかな甘みで、全体的な味わいは柔らかくなります。

グアテマラ豆もブレンドコーヒーのベースに使われることが多く、万人に好まれる味が楽しめます。

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メキシコ豆は軽い飲み口が特徴

メキシコ国旗次にメキシコ産地のコーヒー豆ですが、特徴はさっぱりとした軽い飲み口です。

程よい苦みとコクでバランスが良く、オーガニック(有機栽培)コーヒーのおよそ6割がメキシコ産となります。

体にも環境にも優しいオーガニック(有機栽培)コーヒーを探している場合は、メキシコ産で探すと良いですね。

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ニカラグア豆は爽やかな酸味と甘味が特徴

ニカラグア国旗ニカラグア産地のコーヒー豆は、すっきりとした酸味の中に甘みがあり、後味には程よい苦味も感じられます。

コクもありますが、甘みと同じ程度なので重くなりません。

苦味が苦手な方や、ずっしりと重いコーヒーが苦手な方に最もおススできるコーヒー豆ですね。

 

アフリカ地域のコーヒー豆

エチオピア豆は上質なコクが特徴

エチオピア国旗エチオピアはコーヒー発祥の地・アラビカ種の原産地でもあり、コーヒー好きには外せない産地の1つです。

上質なコクがあり、コーヒー本来の味わいを楽しめます。

酸味が強めですが、フルーティーな酸味で嫌味が無く、コクと酸味がちょうど良くマッチした贅沢感も十分に堪能できますね。

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タンザニア豆は甘みと酸味が特徴

タンザニア国旗日本でも非常に人気のある銘柄「キリマンジャロ」もタンザニア産地のコーヒーです。

フルーティーな甘みと強めの酸味、香り豊かな味わいを楽しむ事ができます。

コクは抑えめで、ブレンドベースにはあまり使われず、ストレートで飲まれることが一般的ですね。

 

ケニア豆は豊かな風味が特徴

ケニア国旗ケニアのコーヒー豆は、全体的に風味豊かで、柑橘系やベリー系をイメージさせる爽やかで明るい酸味が印象的です。

品質の高いコーヒー豆が収穫される事から、ここ近年日本やヨーロッパで注目されています。

安価なコーヒー豆との違いが、香りをかぐだけで分かるほどですので、特別な時間やリラックスタイムにぜひとも選びたい高級豆となります。

 

アジア地域のコーヒー豆

インドネシア豆は苦味と香りが特徴

インドネシア国旗インドネシアでは、トラジャやマンデリンを代表的な銘柄として、独特な強い苦味と香りが特徴的です。

酸味は弱めで、コクは十分に感じられ、パンチ力の強いコーヒーを好む方には最適でしょう。

苦味が得意では無い方は、ミルクや砂糖を入れないと飲むのが難しいコーヒーになります。

 

イエメン豆は果実のような酸味が特徴

イエメン国旗イエメン産地のコーヒー豆は、日本で人気な銘柄の「モカ」が有名ですね。

果実のような酸味と、花のような芳醇な香りで、ストレートで飲まれることが多い豆です。

甘味とコクも同時に楽しむ事ができるので、女性の方にもオススメできる産地になります。

 

まとめ

コーヒーの産地による味の特徴を見ていきましたが、いかがでしたか?

有名な産地のコーヒーの特徴を知っておくだけでも、豆を購入する際の楽しみが増えますし、選びやすくなるのでは無いでしょうか?

コーヒーは嗜好品ですので、人それぞれ味の好みも違います。その中から、自分のお気に入りを探していくのもコーヒーの楽しみ方の1つです。

実際コーヒーを飲んでみて、この国の豆は自分の口に合う・合わないを試していきながら、好きな国のコーヒー豆を探してみてくださいね。

コーヒーの産地(国)別に特徴と味の違いを分かりやすく解説

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